原子力発電所の必要性

現在、北海道電力は泊発電所の再稼働に向けた取り組みを行っていますが、そもそもなぜ原子力発電は必要なのでしょうか。
ここでは、原子力発電が日本に必要な発電方法である理由を3つの大きなトピックに分けて説明しています。

安定供給

資源の乏しい日本は化石燃料のほとんどを海外に依存しています。日本のエネルギー自給率は、2011年の東日本大震災の前には20％近くありましたが、準国産エネルギーと位置づける原子力の停止により、ここ数年は再エネの拡大で上昇傾向にあるものの、依然10％程度と、諸外国と比較して低い水準に留まっています。

エネルギー自給率が低いと資源を他国に依存しなければならず、資源確保の際に国際情勢の影響を受けやすくなり、安定したエネルギー供給に懸念があります。

電源構成は資源の有無や保有している資源の種類等によって異なり、国によってさまざまです。

日本は少資源国でエネルギー自給率が低いため、エネルギー確保とリスク分散の観点から電源の多様化を図っていますが、東日本大震災以降、原子力発電所の多くが停止中であることから、火力発電の割合が高くなっています。

特定のエネルギーにかたよらず、さまざまなエネルギーをバランスよく組み合わせる「エネルギーミックス」が重要です。